伏見桃山運動公園で、毎年秋に開催されている「伏見お城まつり」。今年(2018年)は10月14日(日)に、昼と夜の二部制で行われました。一日中盛り上がりを見せた、お祭りの様子を紹介します。
5回目を迎えた「伏見お城まつり」
伏見城は、武将・豊臣秀吉によって築かれ、後に将軍となる徳川家康も入城していた歴史の中心となった場所です。1964年には、かつて城があった付近に、大小二つの模擬天守を目玉とする遊園地がオープン。その後、閉園して伏見桃山城運動公園となりますが、模擬天守は町のシンボルとして残されることになりました。
お祭り当日はステージやキッズランドなどが設けられ、家族連れらで大賑わい。会場入口では、地域のゆるキャラたちが迎えてくれました。
みんなでワイワイ楽しむ昼の部
昼の部は午前10時頃から始まり、模擬天守前のメインステージでは和太鼓の演奏や大道芸、ダンスなどのパフォーマンスが繰り広げられました。お祭りの名物となっている時代活劇では、迫力ある演技で伏見城にまつわる歴史を分かりやすく伝えていました。
公園内のあちこちにキッチンカーや飲食ブースが並び、美味しそうな匂いが食欲をそそります。ごはん系からデザート系まで幅広く楽しめ、雑貨やアクセサリーのお店も。キッズランドでは殺陣教室や皿回し体験などのユニークなプログラムが用意され、夢中になって遊ぶ子どもの姿が見られました。
夜の部でゆったりとした大人な時間を
日が暮れ始めた17時頃から、夜の部が始まりました。模擬天守はライトアップされ、メインステージからはジャズやタンゴ、アイリッシュなどの心地よい音楽が聴こえてきます。ステージ前はバーベキューコーナーになり、夜限定メニューが登場する飲食ブースもありました。
酒処の伏見らしく、清酒をはじめビールやカクテルなどのお酒も充実。来場者は、美しく輝く城を眺めながらお酒と料理を味わい、昼の部とはまた違う大人な時間を楽しんでいました。