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フランコフォニーのお祭りEC

「フランコフォニーのお祭り」で多彩な文化を楽しむ

フランス語を共有する国や地域で構成される「フランコフォニー」。2019年3月2日(土)~4月14日(日)はフランコフォニー月間で、その文化に親しむ様々なイベントが開催されます。アンスティチュ・フランセ関西で行われた「フランコフォニーのお祭り」を訪ねてみました。

日本とフランスをつないで

左京区・百万遍の近くにあるアンスティチュ・フランセ関西は、フランス政府の公式文化機関。フランス語の教育や日仏文化交流などを目的とし、フランス語講座やイベント、留学サポートなどが行われています。

1927年に関西日仏学館として設立され、現在は西日本最大のフランス文化センターに。フランス関連の書籍などを集めたメディアテークやカフェもあり、一般の人も気軽に利用できます。

アンスティチュ・フランセ関西1
1936年に建設された純フランス式建築の建物は、国の登録有形文化財に指定されている
アンスティチュ・フランセ関西2
約1万点の書籍やバンド・デシネ(フレンチ・コミックス)などを所蔵する「ポール・クローデル メディアテーク」
アンスティチュ・フランセ関西3
1階にある「ル・カフェ」では、フランスの家庭料理が味わえる

アーティストたちが魅せる特別な1日

3月17日(日)のフランコフォニーのお祭りでは、たくさんのイベントが用意されていました。語り部によるアフリカのお話に、フランス各地で行われている短編映画特集のセレクション上映会など。デザイナーが企画するイラストやコラージュ作りのワークショップには、たくさんの親子連れが参加していました。

トルコの伝統楽器と笙(しょう)によるライブに、マリオネットのパフォーマンスも。各国から訪れたアーティストたちが、会場を盛り上げていました。

フランコフォニーのお祭り1(アンスティチュ・フランセ関西)
楽器のリズムに合わせながら民話を語り継いでいた
フランコフォニーのお祭り2(アンスティチュ・フランセ関西)
真剣にワークショップに取り組む子どもたち
フランコフォニーのお祭り3(アンスティチュ・フランセ関西)
トルコの伝統楽器の「サズ」と「カバク・ケマネ」、雅楽で用いられる「笙」がコラボレーションしたライブも開催された

マルシェで気分はフランスの朝!

月に1度、日曜日に開催されている「ル・マルシェ」は、フランスの朝市を思わせる活気ある催し。フランコフォニーのお祭りと同時開催され、ガーデンにはオーガニックの野菜や果物、手作りのお菓子や雑貨などのお店が並びました。

グルメ・スタンドからはガレットやホットサンドの美味しそうな香りが漂い、時折アーティストによる演奏も聞こえてきます。訪れた人々は食事をしたり、おしゃべりをしたりと、春の陽気を感じながら思い思いの時間を過ごしていました。

ル・マルシェ1(アンスティチュ・フランセ関西)
30以上のお店が出展し、たくさんの人でにぎわっていた
ル・マルシェ2(アンスティチュ・フランセ関西)
新鮮な野菜や果物が手に入るのもマルシェならでは
ル・マルシェ3(アンスティチュ・フランセ関西)
テラスでくつろぐ人々。次回の「ル・マルシェ」は2019年4月14日(日)に開催予定

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この記事を書いた人

risato
京都と猫が大好きなライターです。お寺巡りや美術館巡り、ハイキングやマウンテンバイクが趣味です。京都の新たな魅力と楽しみ方を求めて、市内のあちこちに出没しています。