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桜・さくらスペシャルデイズ2019 EC

国立京都国際会館で素敵な春のひと時を

桜も咲き始め、いよいよ春も本番。国立京都国際会館では、2019年3月29日(金)・30日(土)に春を感じられるイベントの「桜・さくらスペシャルデイズ2019」が開催されました。

趣ある日本庭園を特別開放

左京区の宝ヶ池にある国立京都国際会館。1966年の開館以来、国内外の多数の会議や文化交流イベントなどが行われてきました。広大な敷地には、大小様々な会議場を兼ね備えた本館やイベントホール、日本庭園などがあり、ホテルも隣接する一大施設です。

「桜・さくら スペシャルデイズ」は、春の恒例行事。特別開放された庭園を散策したりイベントを楽しんだり、日頃なかなか見る機会のない施設内を見て回ることもできます。

国際会館1
近代的な建物は、周囲の自然との調和を考えて設計されているそう
宝ヶ池
江戸時代に灌漑用のため池として築かれた宝ヶ池。地元の人々の憩いの場になっている
国際会館2
回遊式日本庭園では、宝ヶ池を借景にした雄大な景色が見られる

子どもから大人まで楽しめるイベント

正面玄関から、印象的な通路を通ってメインロビーへ。ロビーは庭園に面していて、光が優しく差し込む開放的な空間です。休憩やちょっとした打ち合わせができそうなラウンジがいくつもあるのは、会議場ならではかもしれません。

ロビーではジャグリングのパフォーマンスが行われ、たくさんの人が集まっていました。その隣では、缶バッチ製作に取り組む親子連れの姿も。呈茶席でくつろいだり日本庭園を散策したりと、来場者は思い思いに楽しんでいました。

国際会館3
通路は吹き抜けになっていて、趣ある照明が置かれていた
国際会館4
広々としたモダンな印象のメインロビー
国際会館 イベント1
可憐な手さばきで観客を沸かせていた
国際会館 イベント2
呈茶席ではお抹茶と和菓子が振る舞われた

「さくらコンサート」も開催

国際会館の顔ともいえるのがメインホール。日本で唯一の国連方式を採用した会議場です。4階までの吹き抜けに、天井には地球をモチーフにした銀色の天板が。1997年には、この場所で地球温暖化防止京都会議(COP3)があり京都議定書が採択されました。

メインホールで行われたのは、フルートと弦楽器による「さくらコンサート」。春らしく軽やかなメロディーがホールに響き渡っていました。

宝ヶ池周辺の桜は、ようやくほころび始めたところ。家族や友人などと、お花見をしに訪れてみませんか?

国際会館5
圧巻のスケールのメインホールは、2000名ほど収容できるそう
国際会館6
12か国語の同時通訳音声に対応し、中継・配信も行えるようになっている
国際会館 イベント3
「蕾」や「日本の四季メドレー」などが演奏されていた

基本情報

この記事を書いた人

risato
京都と猫が大好きなライターです。お寺巡りや美術館巡り、ハイキングやマウンテンバイクが趣味です。京都の新たな魅力と楽しみ方を求めて、市内のあちこちに出没しています。