秋のお彼岸に欠かせない食べ物といえば「おはぎ」。昔からお彼岸の中日にあたる秋分の日に、おはぎが食べられてきました。2016年のお彼岸は9月19日から25日まで。お彼岸におすすめの、3つの店舗のおはぎを紹介します。
昔懐かしい「おはぎ巴屋」のおはぎ
東寺の西門前にひっそりと店を構えるおはぎ巴屋さんは、手作り感のある素朴で美味しいおはぎがいただけるお店です。種類は、あんこときなこのみ。余計な手は加えず、素材の旨味を引き出したシンプルな味わいが魅力です。一つ一つ丁寧に作られ、甘さや食感、あんこともち米のバランスが絶妙。毎月21日の弘法さんの日には、千個が昼過ぎには売り切れてしまうほどの人気です。
カラフルで可愛い「小多福」のおはぎ
祇園の安井金比羅宮から裏手の路地を進んだところに、小多福さんのお店があります。こぢんまりとした店内に、まるで洋菓子のような色鮮やかなおはぎが並んでいます。お味はあずき、白あずき、きなこ、うめ、青梅、黒ごま、青のり、古代米の8種類。小多福さんならではの華やかなおはぎは、お土産にしても喜ばれそうです。小ぶりで食べやすいサイズなので、色々なお味を食べ比べてみるのがおすすめです。
秋の味覚が楽しめる「松楽」のおはぎ
昭和43年創業の和菓子屋・松楽さんのお店は、松尾大社の門前に。色々な和菓子の中でも人気を集めているのが、京の彩り「京おはぎ」です。おはぎは12種類あり、どれも中にはよもぎと和栗が入っています。定番の大納言餡やきな粉をはじめ、つくね芋餡や薩摩芋餡、紫芋餡や南瓜餡など、これからの季節にぴったりのお味も。餡の優しい甘さと、よもぎや和栗の豊かな風味が楽しめます。