秋はいろいろな食べ物が旬を迎え、より美味しくなる季節。芋や栗、柿など、味わっておきたい食材が盛りだくさんです。これらの秋の味覚が楽しめる、こだわりの和菓子を紹介します。
京菓匠 栗阿彌の「渋皮栗 焼き栗きんとん」と「やき芋」
秋の味覚に欠かせないのが、芋と栗。御池通沿いに本店を構える栗阿彌さんは、栗を使った菓子を中心に、繊細で季節感のある様々な菓子を作り出しています。
秋限定の人気商品が、「渋皮栗 焼き栗きんとん」と「やき芋」です。渋皮付きの栗を使って、表面をこんがりと焼き上げた栗きんとんは、自然な甘さでほろりと崩れる食感。栗をかたどった可愛らしい見た目も人気の秘密です。やき芋は、鳴門金時を使った芋餡がたっぷりと入ったお饅頭。お芋のホクホク感が楽しめます。
京都くりやの「金の実」
京都くりやさんのお店は、丸太町通沿いに。1855年に南丹市園部で創業した「くりや」から暖簾分けした分家です。そんな京都くりやさんの看板商品が「金の実」。大粒の栗を丸ごと甘納豆にしています。その名のとおり黄金色に輝き、栗本来の美味しさを味わえる逸品。昔ながらの製法で豊かな風味を残し、素朴でどこか懐かしい味わいです。他にも栗おはぎや栗どらなど、様々な栗菓子があります。
京 嵯峨野 竹路庵の「柿大福」
秋の代表的な果物の一つが柿。人気観光地の嵐山には、柿を使った美味しい和菓子がいただける竹路庵さんがあります。お店は、土産物屋や食事処が立ち並ぶ嵐山のメインストリート沿いに。看板商品の生わらび餅をはじめ、季節ごとにいろいろな和菓子を販売しています。
秋限定の「柿大福」は、淡い柿色の求肥で特製の柿餡をたっぷりと包み込んでいます。そして大福の上には本物の柿のへたが。可愛らしい見た目と柿の旨味を閉じ込めた奥深い味わいで、秋を堪能できる一品です。