夏休みもはじまり、ここ京都も一段と蒸し暑さを増してきました。観光だけでなく、ショッピング、仕事での営業先訪問など、この時期に歩いていると恋しくなるのが「冷たいもの」。
株式会社ワードでも2012年に「京のつめたいもん」で、京都で食べられる冷たくて甘いデザートをご紹介し、現在もご好評いただいております。
甘味処の多いここ京都でも暑い時期が来ると、“氷”ののれんが店先に目立ちはじめます。
今回は数多い“京のかき氷”の中から、スタンダードなものから、新進気鋭の個性派まで、この夏食べておきたいおすすめの5つをご紹介いたします。
◯大極殿本舗 甘味処 栖園 「梅酒みぞれ」680円
明治18年創業の老舗和菓子店に併設された甘味処で味わえる「梅酒みぞれ」。梅酒に蜂蜜を加えたシロップでいただくシンプルなかき氷。梅の酸味とほのかな甘さで、さっぱりといただける一品です。
◯祇園 日(ニチ) 「淡雪 天然氷のかき氷+季節の果実」1,200円
祇園・花見小路の路地奥にある人気店。氷職人がつくった“天然氷”を使用したかき氷は、“淡雪”の名のごとく、フワフワとくちどけが良い。季節によって変わる果実、この日はメロンかココナッツとのこと、メロンを選択。食べ進めていくと、中からおおぶりにカットされたメロンが登場。さわやかな甘味がよりいっそう広がります。
◯二條若狭屋 「彩雲」1,400円
ひとつの氷で5つの味が楽しめる見た目にもあざやかな一品。べっこう飴、黒糖ミルク、スイカ、マンゴー、キウイという5種類のシロップ、ついで主役が登場。
さすが、シロップを5種類も使うだけあって、まずはその大きさにおどろかされます。
各シロップによる味の変化、そして氷の中に潜んでいるフルーツたち、そして、別皿に盛られた白玉による食感の変化で、最後まで飽きずに食べることができる。
「ひとつずつ楽しむか、全種をかけて楽しむか」シロップの使い方はあなた次第。
◯中村軒 宇治ミルク氷 890円
こちらは創業明治16年、「麦代餅(むぎてもち)」で有名な中村軒。老舗の和菓子屋の、京のかき氷らしいの宇治の高級抹茶を使った宇治ミルク。
しっかりとした抹茶の風味と練乳のほのかな甘み、そして、店員さんに「氷でカタくならないうちに・・・」と勧められた“できたて”で大ぶり白玉はモチモチ。氷、シロップ、白玉、いずれも老舗らしく、素材にこだわって“丁寧に”作られた印象を受けるかき氷です。
◯氷屋チェカ プリンのかき氷 1000円
岡崎にある人気の洋菓子店「菓子・茶房チェカ」。併設されているカフェが、夏限定で「氷屋チェカ」に様変わり。バニラビーンズが入ったなめらかなカスタードソース、砕いたカラメルが“カリッ”と食感に面白みを加えます。
氷の下からは本物のプリンがあらわれるという洋菓子店らしい演出もうれしい。