夏の定番スイーツといえば、やっぱりかき氷。冷たくて甘いかき氷は、暑い日につい恋しくなります。京都のかき氷は、定番のものから個性あふれるものまで様々。その中から、和の素材が楽しめる4つを紹介します。
ぎおん徳屋の「お番茶のかき氷」
ぎおん徳屋さんのお店は、祇園の花見小路通沿いに。わらび餅が名物で、店の前にはいつも行列ができるほどの人気店です。そんな徳屋さんが夏期限定で販売しているのが、「お番茶のかき氷」。京番茶と氷砂糖で作られた蜜はほどよい甘さで、京番茶ならではの香ばしさがしっかりと感じられます。
レモンと練乳が添えられ、蜜がかかった氷とレモンを一緒に食べると、まるでレモンティーのような味わいに。そして練乳をかけると、ミルクティーのような味わいも楽しめるのです。お番茶のかき氷は、9月末までいただけます。
茶香房 長竹の「宇治氷」
風情ある先斗町の一角に、茶香房 長竹さんのお店があります。長竹さんはお茶の専門店で、様々なお茶と一緒に食事やスイーツがいただけます。長竹さんの人気スイーツの一つが、「宇治氷」。たっぷりと蜜のかかった氷は、まるで濃茶を思わせるほどの濃厚さです。控えめな甘さとほろ苦さは、まさに大人のかき氷。お好みでミルクや金時、アイスクリームなどをトッピングすることもできます。抹茶好きにはたまらない一品です。
一乗寺中谷の「梅蜜氷」
一乗寺の観光名所・詩仙堂へと続く道の途中に、一乗寺中谷さんのお店があります。多彩な和洋菓子を販売していて、人気商品の「絹ごし緑茶てぃらみす」はネットで半年以上の待ちができるほど。お店に併設された喫茶では、食事やデザートを楽しむことができます。
中谷さんの「梅蜜氷」は、梅の実ともみじの葉が添えられた、見た目にも涼し気な一品。梅蜜は酸味を抑え、蜂蜜を使った優しい甘さが特徴です。爽やかな梅の香りも楽しめ、体の中から涼を感じさせてくれます。
みつばちの「特製あんず氷」
出町柳にあるみつばちさんは、こだわりのあんみつで人気のお店です。そんなみつばちさんの、夏のもう一つの人気メニューが「特製あんず氷」。ジャムに近いような果肉感が残る蜜で、あんず本来の美味しさが凝縮されています。作れる蜜の量が限られるため、午前中に売り切れてしまっていることも。あんず氷には店自慢の豆かんが添えられ、トッピングすることができます。甘酸っぱさが癖になる、絶品かき氷です。