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あったかぜんざい3選EC

冬に食べたい、あったかぜんざい3選

寒い日に、甘くて温かいぜんざいはいかがですか? 和菓子の文化が根付く京都には、美味しいぜんざいがいただける様々なお店があります。その中から3つのお店を紹介します。

かさぎ屋の「京都ぜんざい」

清水寺へ続く二寧坂の途中に、甘味処のかさぎ屋さんがあります。大正3年の創業で、風情ある佇まいが印象的。名物の三色萩乃餅をはじめ、京都ぜんざいや特製志る古セーキなどがあり、そのメニューは創業当時からほとんど変わっていないのだとか。

京都ぜんざいは、じっくり炊き上げた丹波産の大納言小豆に、七輪でこんがりと焼いた餅が2つ。手作り感のある優しい味わいで、程よい小豆の甘さと餅の香ばしさが楽しめます。素朴でどこか懐かしい、昔ながらのぜんざいです。

かさぎ屋1
二寧坂の石段近くにあるかさぎ屋さん
かさぎ屋2
煎茶をいただきながら、餅が焼き上がるのを待つ
かさぎ屋 - 京都ぜんざい
お椀の蓋を開けると、小豆の甘い香りが漂う
商品名:「京都ぜんざい」650円(税込み)
月ヶ瀬の「粟ぜんざい」

月ヶ瀬さんは、あんみつやぜんざいが人気の甘味処。昭和元年に創業した京菓子店に始まり、現在は市内に3店舗を構えています。10月~4月には、冬季メニューのぜんざいやしるこ、亀山などがいただけます。

粟ぜんざいは、蒸したもち粟をもち米でつないで丸餅形にし、その上から熱いこし餡をたっぷりとかけたもの。粟のぷちぷちとした食感や、独特の風味が楽しめます。ねばりの強い粟もちに、滑らかなこし餡を絡めると格別の美味しさに。素材の味を活かした、シンプルなぜんざいです。

月ヶ瀬1
月ヶ瀬さんのお店は祇園店、高島屋店、堺町店の3店舗。堺町店は御池通を少し南へ下がったマンションの1階にある
月ヶ瀬2
店内はモダンな雰囲気。地下鉄「烏丸御池駅」から近く、駐車場もある
月ヶ瀬 - 粟ぜんざい
粟もちもこし餡も熱々で、体が芯から温まる。口直しに、昆布の佃煮が添えられていた
商品名:「粟ぜんざい」1080円(税込み)
茶寮宝泉の「丹波白小豆ぜんざい」

茶寮宝泉さんは、下鴨神社の北側に広がる住宅街の一角にあります。昭和27年創業の和菓子屋「宝泉堂」の茶寮で、庭園を眺めながら甘味がいただけると人気を集めています。

季節の和菓子やわらび餅、ぜんざいなどがあり、ぜんざいは大納言と白小豆の2種類。宝泉堂さんは「あずき処」と言うほど小豆にこだわりがあり、和菓子には丹波産の良質な小豆が使われています。

丹波白小豆ぜんざいは、ふっくらと炊かれた白小豆に、焼き目を付けた丸餅が入っています。白小豆は口の中でほろりと崩れるほど柔らかく、一粒一粒の美味しさがしっかりと感じられます。あっさりとした甘さで、口直しに添えられた黒豆の塩気が良いアクセント。「あずき処」ならではの、こだわりが詰まったぜんざいです。

茶寮宝泉1
茶寮宝泉では、甘味がいただけるほか商品の購入もできる
茶寮宝泉2
窓の外には趣ある庭園が広がり、四季折々の景色が楽しめるのも魅力
茶寮宝泉 - 丹波白小豆ぜんざい
小豆本来の美味しさが楽しめる、味わい深い一品
商品名:「丹波白小豆ぜんざい」1050円(税込み)

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この記事を書いた人

risato
京都と猫が大好きなライターです。お寺巡りや美術館巡り、ハイキングやマウンテンバイクが趣味です。京都の新たな魅力と楽しみ方を求めて、市内のあちこちに出没しています。