創業550年の京の老舗蕎麦店「本家尾張屋」さんが、蕎麦と蕎麦菓子の「新しい食べ方・楽しみ方」を発信すべく、2016年3月27日までの期間限定カフェ(本家尾張屋 錦富小路店)をオープンされました。
なつかしい蕎麦菓子が、おしゃれな“蕎麦スイーツ”に!
本家尾張屋さんは蕎麦屋・菓子屋として親しまれている名店。江戸時代から御所や寺院に蕎麦をおさめてきた老舗です。「そば餅」「蕎麦ぼうる」「そば板」などの蕎麦菓子は、昔から京都人の日常生活に溶け込んでいます。
今回のようなカフェは初めての試みで、“新しモノ好き”な京都人のあいだでも話題となっています。カフェメニューでの人気は、蕎麦粉や従来の定番の蕎麦菓子「そば餅」「蕎麦ぼうる」「そば板」を活かした珍しいスイーツです。
「尾張屋パフェ」は、サクサクの「蕎麦ぼうる」の下に、そば粉を用いた自家製の「そばアイスクリーム」がたっぷり。続いて、砕いたそばの実のカリカリ感を味わえば、ふわりと蕎麦の香りが漂う「そば餅のケーキ」が登場します。
蕎麦菓子のやさしい甘さは、みずみずしい旬の果物や、ひんやりアイスにもよく合います。
オリジナルランチメニューは、蕎麦の生きたタコス
ランチメニューは、そば粉を用いた「蕎麦トルティーヤ」でいただくタコス。蕎麦の実と旬の野菜の煮込みは、肉料理のようにしっかりとした味わいとボリューム感です。丹波篠山産のハバネロで甘さや辛さを調節。新しくて意外な蕎麦料理で、ランチタイムを楽しめます。
また、冬の寒い時期には、ほっこりな蕎麦ドリンクもおすすめです。蕎麦の実をピュレ状にした香り豊かな「蕎麦ミルク」に、カルダモンとシナモンをプラスされています。
このような斬新なカフェを仕掛けているのは、10年以上を海外で過ごし、2014年に同店初の女性当主として家業を継いだ、16代目当主の稲岡亜里子さん。その感性と経験を活かし、友人の船越雅代シェフとともに、「蕎麦菓子の新しい発見」にチャレンジされています。
お店は2016年3月27日までの限定営業。ぜひ足を運んでみてください。