京都をこよなく愛する外国人3人が2015年5月、京都で地ビール製造会社を設立。「定番シリーズ」は一躍人気となり、限定商品やコラボ商品が味わえる試飲スペースも完成しました。
アメリカ人・カナダ人・イギリス人が京都でタッグ
京都が好き、ビールが好き、ビール造りはもっと好き。志賀高原のビール醸造所で修業を積んだアメリカ人のクリス・ヘインジさんが2015年5月、カナダ人のポールさん、イギリス人のベンさんと共に「京都醸造(株)Kyoto Brewing Co.」を設立。次々と造り出されるアイデア商品が人気を呼んでいます。
「ビールを飲んでくださるお客様の顔が見たい」と、2015年10月から試飲スペースも開設。出来たてをじっくり味わえます。
目下の悩みは注文が多くて生産が追い付かないことだそう。現在は小売りや通信販売を視野に入れた瓶詰め商品も計画されています。
味わいもアイデアも多彩
「京都醸造」の特徴は、複雑な味わいの表現が可能になるというベルギー産の酵母を使用していること。「定番シリーズ」の「一意専心」は、アルコール度が少し高め(6.5%)のインディア・ペールエールで、グラスを口に近づけた瞬間に漂ってくる爽やかな香りと、スッキリした白ワインのようなフルーティー感が楽しめます。
限定ビールの「与謝野の挑戦」は、「世界一のホップを目指したい」と、与謝野町が試験的に栽培したホップを生のまま使ったもので、フレッシュな後味が特徴です。
他にも米ブルワリーとのコラボ商品や季節限定モノなど、味わいもアイデアも多彩。2015年秋には同醸造初の黒ビールも登場! 秋も冬も飲み逃せません。