京都御所の向かいにある「寺町 李青」。韓国人女性オーナーが営む出町柳の李朝喫茶「李青」の2号店です。骨董品店や雑貨屋などが軒を連ねる、情緒たっぷりの通りを散策しながら辿り着く一軒で、体も心も癒されるひとときを。
李朝時代に迷い込んだような空間
土蔵造りの良さを残しつつ改装し、李朝家具や調度品、雑貨などがセンス良く配された店内。まるで李朝時代に迷い込んだような、クラシカルな美しさで統一された空間です。日本とは違う異国情緒が漂いつつも、歴史を感じるしつらえや佇まいがどこか懐かしく、「ただいま」とつい言いそうになる心地良さを感じます。
体にやさしい自然派スイーツやドリンク
韓国の伝統ドリンクやスイーツが充実し、何を頼んでも健康になりそうなラインナップに気分が上がります。ドリンクは定番の「韓方茶」や「人参茶」、酸味・辛味・塩味・苦味・甘味の5つの味から、口に含んで一番強く感じる味でその日の体調がわかるという「五味子茶」、こだわりの「珈琲」などの中からまずは定番を。そして、同店の定番スイーツ「韓国餅」もいかがでしょう。
当帰や甘草などさまざまな薬草やシナモン、生姜、松の実などを材料にした「韓方茶」は、やさしい甘さが特徴です。そのまま入っている松の実は食べられるので、食感も楽しみながら最後の一滴まで味わえます。体の芯からぽかぽかと温まり、冷え性の女性には特に効果が期待できそうです。
「韓国餅」はよもぎを練り込んだ餅にたっぷりの小豆が乗っていて、そのお豆のほくほくとした食感が豆好きにはたまりません。また上品で控えめな甘さなので、「韓方茶」の繊細な味を邪魔せず組み合わせもぴったりです。
コーヒーや韓国風の軽食もいろいろ
伝統のお茶以外にはコーヒーもメニューに。美しい白いカップになみなみと注いでくれるコーヒーを片手に、ゆっくりと過ごすのは贅沢なひとときです。
一緒にいただいたのは植物性の素材のみで作られた「禅食ケーキ」。はと麦、玄米、松の実といった16種類の穀物を細かく粉砕し練りこんだオーナーの手作りです。もっちりとした食感、そして滋味深い味わいが口中に広がります。
韓方茶とスイーツがメインの喫茶ですが軽食もあります。お腹が空いたときには「黒毛和牛のカルビサンド」がおすすめです。カルビと和牛がタッグを組んだ人気メニューで、自然と力が湧いてきそう!また秋冬限定で、韓国の雑煮「トック」もメニューに登場するのでぜひ。こちらはうるち米のスライス餅と牛肉、野菜もたっぷり入った熱々の一品です。
ギャラリーのような展示品は購入も可
器やアンティーク、雑貨、珍しいお菓子や茶葉などが店の一角に、ギャラリーの展示品さながらに陳列され、見ているだけで楽しくなってきます。中にはお店で使用されている器やカトラリーなどを販売スペースに見つけることもでき、これらは値段が付いていて購入も可能です。
素敵なものに囲まれて、体に良いスイーツやランチを楽しむ。そんな時間を過ごしてみませんか。