『ゆう豆』さんのゆばは、京都の数々の飲食店へ卸され、多くの料理人やお客さまをうならせています。これまでは製造卸が中心でしたが、このたび、直営のゆば専門料理店が東山にオープン。原材料や製法にこだわりぬいたゆばと、その美味しさが生きるお料理を紹介します。
大豆栽培から始めるゆばづくり
ゆう豆さんの拠点は、社長・太田雄介さんの生まれ故郷である京都・美山。寒暖差の大きい気候や、豊富な良質の水に着目し、地元の農家さんと共に大豆の栽培から手がけるゆばづくりを始められました。「地元に貢献したい」という情熱がこもった一大プロジェクトです。
美山の自然がはぐくむ美味しさをそのまま届けるため、完全無添加(使用するのは大豆と水のみ)と手づくり(その時々の大豆のでき具合にあわせて作り方を調整)を徹底されています。
こうしてできあがったゆばは、大豆の旨みが凝縮し、とても濃厚。自然の力強さとやさしさが素直に味にあらわれています。
できたての美味しさを伝えたい
直営の料理店『和食・ゆば料理 東山ゆう豆』には毎日、美山の工房から、その日の朝に上げられたできたてのゆばと、汲みたての水が運ばれてきます。「素材はできるだけ地場の新鮮なものを」との思いから、お料理の出汁にまで美山の水を使うというこだわりようです。
お料理は、上げたてのゆばの美味しさがストレートに伝わるものを追求。ゆば料理の豊富なバリエーションも楽しむことができます。
“ここでしか味わえない”ゆば料理の数々
ランチメニューの「ゆう豆御膳」は、ゆば飯と、ゆばを使った様々なおかずの取り合わせ。ゆば飯は、炊きたてのご飯(美山産コシヒカリ)に汲み上げゆばとたまごをのせ、出汁のきいたあんをかけていただきます。ゆばとたまごの滑らかな食感、ゆばとご飯の甘みが調和し、上品かつ満足感のある一品です。
ディナーのメインは豆乳鍋。しぼりたての豆乳に、たっぷりの具材で豪華かつ栄養も満点です。豆乳鍋は年中楽しむことができます。
また、白大豆に加えて丹波黒豆、春先には赤大豆、初夏には青大豆のゆばもお目見え。ゆう豆さんならではの、珍しいゆばのラインナップを存分に味わってください。
(※お料理の内容は季節等により変更される場合があります。)
店 名 | 和食・ゆば料理 東山ゆう豆 | |
住 所 | 京都市東山区祇園町南側570-218 | |
電 話 | 075-532-1019 | |
URL | http://higashiyamayuuzu.main.jp/ |
(文:麻理)