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仁王門うね乃EC

だし専門店による絶品うどん「仁王門うね乃」

日本料理を代表する文化である「だし」。その専門店が直営するうどん屋「仁王門うね乃」では、無添加のだしと京うどんによる至福の一杯をいただくことができます。シンプルながらも奥深いうどんを味わいに、仁王門通りまで足を運んでみませんか。

老舗のだしと京うどんのマリアージュ

三条大橋から川端通を北に上がってたどり着く仁王門通。その一角に店を構えているのが「仁王門うね乃」さんです。こちらは1903年創業の老舗だし専門店「うね乃」が、究極のうどんを提供すべく2014年にオープンさせたうどん屋。京都でも幅広い層から支持を集めているうね乃のだしは、天然素材・無添加にこだわった非常に上質なもの。仁王門うね乃でいただけるのは、そんなだしと絶妙にマッチした、やわらかくつるりとした喉越しの京うどん。和食の真髄である本格的なだしを気軽に味わうことができる、なんともお得なお店です。

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店は落ち着いた外観。明るい黄色の土壁が映える。
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一見うどん屋とはわからない店構えだが、「うどん」と書かれた小さな吊り下げ旗でそうだと確認できる。
予約必須の人気店

仁王門うね乃はその味とリーズナブルさから、地元民・観光客問わず大人気のお店。そのため開店前から行列に並んでも、開店と同時には入れないこともしばしば。ランチでも予約ができるので、確実に入店したい場合は予約をしておくのがベターです。

また、お店が位置するのは住宅街の中。大通りにも面していないため、場所をしっかり調べておくとスムーズにたどり着くことができるでしょう。

店内はカウンター席が15席。窓側に面した席と厨房に面した席に分かれており、後者はテーブルが広い他に、調理中の様子が見られることもあって予約客が中心。窓側の席はやや狭いですが、1組ごとに1席ずつ空けて座るため、あまり窮屈さは感じません。

注文及びうどんの提供は予約客からスタート。開店待ちで店外に並んでいる間、店の入口に掲示されたメニューを見て注文するうどんを考えておくと、注文時に悩む時間を減らせます。

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入口にあるメニュー表。季節限定のうどんも評判。
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厨房側に面したカウンターからは、職人が作り上げる様子を見学できる。
何度でも食べたくなる味

「しっぽくうどん」は、九条ネギや生麩、だし巻き玉子など数種類の具材がトッピングされた、仁王門うね乃でも人気の一品です。まずはうね乃自慢のだしをひと口。利尻昆布や鰹節など複数の素材を組み合わせて生まれただしは、上品ながらもしっかりとした味わい。見た目・味ともに「澄んでいる」という表現が似合う、こだわりの感じられるものです。

京風のうどんはコシの少ないやわらかな食感。そのぶん食べやすく、喉越しの良さも格別です。

具材はうどんと一緒に食べやすいよう、細め・薄めに切られたものが大半。それぞれとの食べ合わせを楽しめば、最後まで美味しいうどんを満喫できます。

「それでも少し変化が欲しい」という贅沢な悩みにも、仁王門うね乃は対応済み。テーブルに常備された3種類の薬味(一味・七味・山椒)をお好みでぱらりと振りかければ、たちまち刺激の効いた風味へと変化します。

暑い季節は食べやすいうどんの喉越しが、寒い季節は暖かなだしが舌に、身体に優しい、仁王門うね乃のうどん。期待を超える一杯が、きっと満足させてくれるはずです。

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商品名:「しっぽくうどん」1200円
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窓側のカウンター席。画像中央に写っているのは常備されている薬味。
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店内の入口付近にはうね乃の商品が陳列されている。お土産に買い求める客も多いのだとか。

基本情報

  • 店名
    仁王門うね乃
    住所
    京都府京都市左京区新丸太町41 番地
    電話番号
    075-751-1188
    URL
    http://odashi.com/udon/

この記事を書いた人

真下洛
京都観光ライター。趣味は神社仏閣の参拝、甘味処巡り、おみくじを引くこと。