東山にある高台寺は、豊臣秀吉と正室の北政所・ねねのゆかりの寺です。2019年は7月6日(土)・7日(日)に七夕会があり、願いが込められたたくさんの短冊が境内を彩りました。
秀吉を思い北政所・ねねが創建した高台寺
石畳の道に寺院や甘味処が並ぶ「ねねの道」は、京都らしい情緒が漂う場所。その道沿いにある高台寺は、豊臣秀吉の菩提を弔うために、正室の北政所・ねねが創建したお寺です。
境内には、桃山時代を代表する2つの池を中心とした庭園が広がっています。東山を借景にした雄大な景色が見事で、紅葉の名所としても知られています。



短冊に願いを込めて
七夕会は高台寺の夏の風物詩。参道には大きな笹が並びます。色とりどりの短冊や笹飾りが風に揺れる様子は、まさに七夕らしい光景です。
短冊は市内の幼稚園・保育園の子どもたちが書いたものを中心に、全国から寄せられたものも。参拝者も自由に願い事を書けるようになっていました。


灯りに照らされた境内を散策
境内はライトアップされ、夜間特別拝観が行われていました。温かみのある灯りが、木々や建物を優しく照らし出します。枯山水庭園は砂紋がくっきりと浮かびあがり、池には青もみじが映り込んでいました。
光と影が織り成す幻想的な風景は、七夕の夜にぴったり。秀吉とねねの思いが詰まった高台寺で、参拝者は思い思いの七夕の夜を過ごしていました。




「御朱印」300円