京都の夏の風物詩である五山の送り火の代表格とも言える大文字山は、手軽にハイキングを楽しむことができるおススメスポットです。大の字の火床から景色を楽しんだり、頂上でのんびりとごはんを食べたりと楽しみ方は様々。登山コースや見どころを紹介します。
銀閣寺の北側から大文字山へ
大文字山の登山口は、世界遺産である銀閣寺の北側にあります。銀閣寺の参道を進み総門の手前で左に曲がると、銀閣寺の鎮守社である八神社が見えてきます。その鳥居をくぐらずに右に進むと、登山口に到着。さあ、登山のスタートです。

火床から京都の街を一望する
登山道をしばらく進むと、頭上にワイヤーが見えます。送り火で使う薪などを運搬するための、リフトのケーブルだとか。長い石段を上り木々が生い茂る道を抜けると、登山口から約30分で火床に到着です。火床とは薪を組み上げる土台部分で、75基設置されています。
大の字の1画目が約80m、2画目が約160m、3画目が約120mあり、間近に見るとスケールの大きさを実感できます。そして眼下には、美しい京都の街並みが広がります。京都タワーや京都御所など、馴染みのスポットを見つけてみてはいかがでしょう?



足を延ばして頂上まで
火床で満足してしまわずに、美しい山並みを見に頂上を目指しましょう。大文字山の頂上は火床からさらに約20分登ったところにあります。途中には急な登りが何カ所かありますが、それらを越えると頂上に到着です。
ベンチに座って、稲荷山や山科盆地など、美しい景色を楽しみながらのんびりと過ごしてみませんか?


