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古本まつりEC

知恩寺「秋の古本まつり」(2015)で読書の秋を

京都三大古本まつりの一つ、秋の古本まつりが10月30日~11月3日まで百萬遍の知恩寺で開催されています。お寺と古本という、京都らしさを感じさせる古本まつりの初日に行ってきました。

まずは「古本供養」から

古本まつりは、お世話になった本を供養する「古本供養」から始まります。住職さんによる供養が終わると、次は「百萬遍念仏大念珠繰り」です。直径数メートルはありそうな大きな念珠を、参拝者が念仏に合わせて繰っていき、ガラガラと独特の音が大殿に響き渡ります。古本供養が終わると、境内いっぱいに並んだお店が賑わい始めます。

古本まつり・知恩寺
知恩寺の入口。今年で39回目の古本まつりは、すっかり秋の風物詩になっている。
古本まつり・古本供養
古本供養の様子。多数の園児も参拝していた。
古本まつり・大念珠繰り
大念珠を囲んで座り、参拝者全員で繰る。 貴重な体験を子供も大人も楽しんでいた。
お気に入りの一冊を探そう

全集や専門書、和本や哲学書など、一般的な書店ではお目にかかれないような本が所狭しと並んでいます。例えば鉄道や草花といったジャンルごとのコーナーを設けていたり、昭和の雑誌を集めていたりと、お店によってラインナップは様々。また本だけでなくデザイン画や寸葉品、印材や毛筆など、時代を感じさせる品々に出会えるのも古本まつりの魅力です。

古本まつり・会場
秋晴れでまさに青空市といった雰囲気。本はワンコインで手に入るものから高価なものまで様々。
古本まつり・寸葉品
古い広告やポストカード、切手や封筒などの味わいある寸葉品が並ぶ。
イベントも盛りだくさん

古本まつりでは連日様々なイベントが開催されています。

チャリティーオークション 10/30~11/2 13:00~
製本1日体験レッスン 10/31~11/2 13:30~
十夜法要と秋のつどい
(法要と念珠繰り、インド音楽)
11/1 13:30~

また児童書コーナーやカフェコーナーも設けられ、親子で本を選んだり、購入した本を片手にコーヒーブレイクをしたりする人の姿が見られました。子供から大人まで本と親しむことができる秋の古本まつりに行ってみませんか?

古本まつり・チャリティーオークション
チャリティーオークション会場。売上げは、子どもの読み聞かせ活動のための児童本購入資金などに活用される。
古本まつり・カフェ
本部奥にあるカフェコーナー。グローブマウンテンコーヒーさんが出店している。

基本情報

この記事を書いた人

risato
京都と猫が大好きなライターです。お寺巡りや美術館巡り、ハイキングやマウンテンバイクが趣味です。京都の新たな魅力と楽しみ方を求めて、市内のあちこちに出没しています。