見どころ

「京都一周トレイル」で新たな魅力を発見! 
Vol.9:初秋の北山東部コース(静原~二ノ瀬)を歩く

2018-10-22

三方を山に囲まれた、盆地にある京都市。その山々を巡る「京都一周トレイル」は、4つのコース、全長約80㎞で、自然を満喫しながら歴史や文化にも触れることができます。北山東部コースは、比叡山ケーブル駅から二ノ瀬まで続く17.9㎞のコース。今回は静原から、終着点の二ノ瀬までを紹介します。

昔ながらの暮らしが残る静原

静原は、鞍馬と大原の間にある静かな山里。小学校の横を通り、府道40号線から集落へと入っていきます。集落を流れる静原川で水遊びをする子どもがいたり、田畑で農作業をする人がいたりと、のんびりとした時間の流れを感じることができます。

しばらくして見えてくるのは、大きな御神木が印象的な静原神社。隣には児童公園があり、ちょっとした休憩場所にもなります。その先の小高い丘からは、静原の里を見渡すことができました。

 

静原1(京都一周トレイル)
桜並木の続く府道40号線を右手に進む

 

静原2(京都一周トレイル)
古墳時代に創建されたと伝わる静原神社

 

静原3(京都一周トレイル)
静原はコスモスの名所としても知られる

 

 

急坂の薬王坂を越えて

静原から向かうのは、鞍馬に続く薬王坂(やっこうざか)。舗装された険しい坂道を上ります。途中、大きな木の根元から突き出すように建つ石碑が。「薬王坂弥陀二尊板碑」で、二体の石仏が彫られています。

石碑から5分ほど歩くと、薬王坂の頂上が見えてきました。そこから鞍馬方面へ、下り道を行きます。

 

薬王坂1(京都一周トレイル)
石碑までは特に急な坂道が続く。道沿いにはいくつかの建物が見られた

 

薬王坂2(京都一周トレイル)
案内板によると、石碑は南北朝時代のものなのだとか

 

薬王坂3(京都一周トレイル)
薬王如来像を造った伝教大師が坂を通った時、薬王が姿を表したことが「薬王坂」の由来と言われている

 

 

牛若丸伝説の地へ

鞍馬に近づいてくると、電車の走る音や川の流れる音などが聞こえてきます。ルートは民家の裏手を通り、延命山地蔵寺前へ続いていました。鞍馬川に架かる橋を渡ると、土産物屋などが並ぶ鞍馬街道。鞍馬天狗や牛若丸伝説が残る鞍馬寺は、目の前です。

鞍馬から二ノ瀬の間は標識がありません。街道に沿って歩くか、鞍馬駅から電車を利用しましょう。静原から鞍馬までは、1時間半ほどの道のりです。

 

薬王坂4(京都一周トレイル)
下り道の途中には、小さな祠が見られた

 

地蔵寺(京都一周トレイル)
地蔵寺は天台宗のお寺。延命地蔵菩薩がご本尊として祀られている

 

鞍馬寺(京都一周トレイル)
多くの観光客でにぎわう鞍馬寺。奥の院を通って貴船へ向かうこともできる

 

二ノ瀬(京都一周トレイル)
北山東部コースのゴールとなる、叡山電鉄の二ノ瀬駅。展望列車の「きらら」が停車していた
静原神社
寺社名 静原神社
住所 京都市左京区静市静原町1351
電話番号
URL

延命山 地蔵寺
寺社名 延命山 地蔵寺
住所 京都市左京区鞍馬本町589
電話番号 075-741-3685
URL http://kuramazizouzi.jp/

鞍馬寺
寺社名 鞍馬寺
住所 京都市左京区鞍馬本町1074
電話番号 075-741-2003
URL http://kuramadera.or.jp/

この記事を書いた人

risato
京都と猫が大好きなライターです。お寺巡りや美術館巡り、ハイキングやマウンテンバイクが趣味です。京都の新たな魅力と楽しみ方を求めて、市内のあちこちに出没しています。