京都の紅葉もいよいよ見頃を迎えています。西山の紅葉の名所である大原野神社から、紅葉の様子をお届けします。
「京春日」とも言われる由緒ある神社
大原野神社は奈良の春日大社の第一分社で、「京春日」の別称を持っています。平安時代から国家鎮護を担っていた由緒ある社です。貴族の藤原一族が参拝したり、紫式部が氏神と崇めていたりしたことでも知られています。
政治や方除け、良縁や知恵の神々が祀られていることから、縁結びや安産、学業成就や開運厄除などのご利益があるとされ、多くの参拝客が訪れています。
秋の名物・紅葉のトンネル
紅葉が見頃を迎えると現れる、一の鳥居から三の鳥居まで続く紅葉のトンネルは圧巻です。長いトンネルを抜けると見えるのが、美しい朱塗りの社殿。紅葉が社殿をより鮮やかに感じさせてくれます。
春日社は鹿を神使とし、社殿の両脇には、狛犬ならぬ神鹿が置かれています。
季節を映す鯉沢池
境内には、奈良の猿沢池を模したとされる「鯉沢池」があります。小塩桜・霧島つつじ・かきつばた・睡蓮などの花や新緑・紅葉、雪景色など、年間を通して楽しむことができる場所です。
池のまわりの紅葉はちょうど見頃を迎えています。池のほとりでゆっくりと紅葉を眺めてみてはいかがでしょう?