見どころ

「京都一周トレイル」で新たな魅力を発見! 
Vol.6:初秋の北山東部コース(比叡山ケーブル駅~釈迦堂)を歩く

2018-08-15

三方を山に囲まれた、盆地にある京都市。その山々を巡る「京都一周トレイル」は、4つのコース、全長約80㎞で、自然を満喫しながら歴史や文化にも触れることができます。北山東部コースは、比叡山ケーブル駅から二ノ瀬まで続く17.9㎞。今回はスタート地点の比叡山ケーブル駅から、延暦寺・釈迦堂までを紹介します。

比叡山中腹のケーブル駅をスタート

始まりは比叡山の京都側の玄関口となる「比叡山ケーブル駅」。麓の八瀬からは約560mの標高差があり、街の暑さを忘れさせてくれます。

駅の裏手にある「北山1」の標識から木陰の道を歩いていくと、目の前に草原が広がります。比叡山人工スキー場の跡地で、秋には一面にススキが。その先の展望所からは、京都北山の景色が楽しめます。

 

比叡山ケーブル駅 - 標識
北山東部コースには、1~46の標識が置かれている

 

比叡山ケーブル駅 - ロープウェイ
コースの途中には、山頂へ続くロープウェイが見えていた

 

比叡山ケーブル駅 - スキー場跡
1964年に創業された比叡山人工スキー場の跡地。リフトや建物などはなく、ゲレンデだった草原だけが残っている

 

比叡山ケーブル駅 - 展望所
「北山4」の標識辺りにある、京都北山方向に開けた展望所

 

 

比叡山延暦寺の境内へ

展望所からは下り道。比叡山ドライブウェイに架かる橋を渡ると、延暦寺の境内になります。天台宗総本山の延暦寺は、平安時代に最澄によって開かれました。比叡山全域を境内とし、東塔・西塔・横川(よかわ)の各エリアには、多数の寺院が点在しています。

まず見えてくるのは、千手観音を祀る山王院堂。そこから長い石段を下って、浄土院へ向かいます。最澄の御廟がある浄土院では、見事な枯山水庭園を見ることができます。

 

比叡山延暦寺 - 橋
橋を渡ると西塔に、橋の手前の道を進むと東塔に着く

 

比叡山延暦寺 - 山王院堂
山王院は、千手観音を祀ることから「千手堂」や「千手院」とも呼ばれている

 

比叡山延暦寺 - 石段
大きな杉が両側に並ぶ石段を下り、正面に見えるのが浄土院

 

比叡山延暦寺 - 浄土院1
浄土院には侍真(じしん)と呼ばれる僧がおり、12年間浄土院に籠って最澄が生きているように仕えている

 

比叡山延暦寺 - 浄土院2
拝殿奥には最澄の御廟があり、延暦寺の中でも特に神聖な場所とされている

 

 

西塔の本堂「釈迦堂」を目指して

浄土院からは燈籠の並ぶ参道を通って、椿堂へ向かいましょう。椿堂を過ぎると、西塔の本堂である釈迦堂(転法輪堂)横に出ます。大きな伽藍が印象的な釈迦堂。元は滋賀県の三井寺(園城寺)の金堂で、1595年に豊臣秀吉によって西塔へ移されました。

ケーブル駅から釈迦堂までは、歩いて1時間ほど。釈迦堂から研修道場の居士林(こじりん)へと、ルートは続きます。

 

釈迦堂 - 参道
参道の途中にある石段を下りると、椿堂に着く

 

釈迦堂 - 椿堂
椿堂は、聖徳太子によって開基されたと伝えられている

 

釈迦堂 - 釈迦堂
国重要文化財にも指定されている、山内最古の建物の釈迦堂
延暦寺
寺社名 延暦寺
住所 滋賀県大津市坂本本町4220
電話番号 077-578-0001
URL https://www.hieizan.or.jp/

この記事を書いた人

risato
京都と猫が大好きなライターです。お寺巡りや美術館巡り、ハイキングやマウンテンバイクが趣味です。京都の新たな魅力と楽しみ方を求めて、市内のあちこちに出没しています。