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宙フェスEC

「宙フェス」で宇宙づくしの秋の1日を

はるか遠くの宇宙を身近に感じられる「宙(そら)フェス」。2018年9月23日(日)と24日(月)に、嵐山で開催されました。「宙×トーク」や「宙×ワークショップ」など、個性豊かなイベントが盛りだくさんのフェスの様子を紹介します。

いろいろな方法で宇宙を楽しむ「宙フェス」

宙フェスは、「サイエンス」と「カルチャー」を融合した宙を楽しむためのイベントです。5回目となる今年(2018年)は日程を2日間に拡大し、各エリアで多彩な催し物が行われました。

まずはイベントの玄関口となる、阪急嵐山駅前へ。駅前広場にはブースが並び、お祭りらしい賑やかな雰囲気。宇宙をモチーフにした文房具やアクセサリーなど、かわいらしい宙グッズが販売されていました。

嵐山駅前1(宙フェス)
パンフレットを手に計画を立てたり、宙フェスオリジナルパネルを持って記念撮影したりする人の姿が見られた
嵐山駅前2(宙フェス)
宙柄のマスキングテープやメモ帳、カレンダーなど、普段使いできそうなアイテムがいっぱい
宇宙とゆかりのある法輪寺で

メイン会場は、十三まいりで知られる虚空蔵法輪寺。虚空とは大空(宇宙)を意味し、宇宙とゆかりのあるお寺なのです。

本堂ステージでは、宙ガールファッションコンテストやスペシャル対談などが行われました。23日(日)の対談に登場したのは、宇宙にまつわるアートやサブカルチャーに詳しい「でんぱ組.inc」の夢眠ねむさんと、アメリカ航空宇宙局(NASA)で研究開発に携わる小野雅裕さん。宇宙旅行や火星探査車、UFOなどの幅広いテーマで、興味深いお話を聞かせてくださいました。

嵐山が一望できる舞台には、美味しいものが勢ぞろい。宙フェス仕様の見た目にも楽しいフードをいただきながら、景色が楽しめるようになっていました。

法輪寺1(宙フェス)
718年に行基によって創建された法輪寺。「虚空蔵菩薩」が祀られている
法輪寺2(宙フェス)
本堂ステージは、終日たくさんの人で賑わっていた
舞台1(宙フェス)
舞台や石段下などのマーケットには、約30店舗が出店
舞台2(宙フェス)
地球や月を模したユニークなバーガー。他に惑星を描いた宙ラテや、宇宙カラーのカクテルなども
舞台3(宙フェス)
日が暮れると会場はライトアップされ、幻想的な雰囲気に
ワークショップ(宙フェス)
望遠鏡作りや宙柄ネイル体験などもあった
夜には解説付きの天体観測会も

親子連れに大人気だったのは、嵐山公園・中之島エリア。「シャボン玉であそぼう」や「月のクレーター実験」など、子どもが楽しめるワークショップが充実していました。

19時頃になると、中之島エリアと嵐電嵐山駅では天体観測会がスタート。スペシャリストの解説を聞きながら、大きな望遠鏡で星や月を見ていきます。参加者からは、「月面が見えた」という声も聞こえてきました。

訪れた人々は、見て食べて遊んで、宇宙の魅力を堪能できたようです。

嵐山公園1(宙フェス)
隕石に見立てた石を落としてクレーターを作る子どもたち
嵐山公園2(宙フェス)
月面をひと目見ようと、天体観測会には長い列ができていた
月(宙フェス)
9月24日は中秋の名月。空には丸く輝く月が見られた

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この記事を書いた人

risato
京都と猫が大好きなライターです。お寺巡りや美術館巡り、ハイキングやマウンテンバイクが趣味です。京都の新たな魅力と楽しみ方を求めて、市内のあちこちに出没しています。