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漢字ミュージアムEC

冬の企画展が開催中の漢字ミュージアムへ

漢字ミュージアムの愛称で親しまれている漢字博物館・図書館は、身近な漢字を楽しく学べる施設です。「今年の漢字展」と「漢ジムトレーニング」の2つの企画展が行われており、見どころ盛りだくさんです。

子どもから大人まで楽しめる体験型の施設

漢字ミュージアムは、祇園の八坂神社近くにあります。体験型の文化施設で、受付では体験シートが配られていました。1Fフロアのコンセプトは、「見て聴いて触れる」。シアターで漢字の成り立ちについての映像を見たり、体験シートに自分の名前を万葉仮名で記してみたりしながら進みます。

漢字約5万字が描かれたタワーを見ながら、「遊び楽しみ学べる」2Fフロアへ。全身で漢字を表現する「体で漢字」や、回るお皿をとってクイズに答える「漢字回転すし」など、テーマパークさながらの楽しい展示がいっぱいです。

漢字ミュージアム1
2016年にオープンした漢字ミュージアム。カフェやショップも併設されている
漢字ミュージアム2
大きな甲骨に手をかざして甲骨文字を見つける「踊る甲骨文字テーブル」
漢字ミュージアム3
模様のように漢字がびっしりと並ぶ漢字タワー
漢字ミュージアム4
2Fフロアには記念撮影用の大きな湯呑みが置かれている
平成最後の年に見ておきたい「今年の漢字展」

毎年12月に清水寺で発表されている「今年の漢字」。その年をイメージする漢字一字を募り、最も多かったものが「今年の漢字」となります。

「今年の漢字展」では、キャンペーンが始まった1995年から2018年までの大半の漢字が展示されています。その年の大きな出来事の新聞記事も添えられ、漢字一字を通して平成という時代を振り返れるようになっています。訪れた人々からは、「こんな出来事もあったな」や「この漢字、さっきも見た」などの声が聞こえてきました。

2月11日(月)までの期間、1Fと2Fフロアで見ることができます。

今年の漢字展1(漢字ミュージアム)
ミュージアムの入口には、2018年の漢字「災」が展示されていた
今年の漢字展2(漢字ミュージアム)
1Fフロアでは、2010年~17年の漢字が見られる
今年の漢字展3(漢字ミュージアム)
2009年以前のものは2Fフロアに展示。今年の漢字が始まった1995年には阪神・淡路大震災があり、選ばれた漢字は「震」だった
今年の漢字展4(漢字ミュージアム)
「金」は2000年、2012年、2016年と3度登場していた
「漢ジム!トレーニング」で学びながら体力づくり

「漢ジム!トレーニング」は、体を動かしながら漢字を学ぶというユニークな企画展です。まず目に入ってきたのが、壁にカラフルな石と漢字が並ぶその名も「漢字ボルダリング」。難易度の異なる3つのコースがあり、漢字が記された石を登っていきます。

他には、お題に合う漢字を足元のマットから探してタッチする「すばやさトレーニング」や、漢字の画数分握力計を握る「握力トレーニング」なども。親子連れらが訪れ、ヒントを出してもらいながら挑戦する子どもの姿が見られました。

4月7日(日)まで、2Fフロアで開催されています。

漢ジムトレーニング1(漢字ミュージアム)
入口で渡されるトレーニングシートに結果を記入していく
漢ジムトレーニング2(漢字ミュージアム)
家族に見守られながら、「漢字ボルダリング」に挑戦する子ども
漢ジムトレーニング3(漢字ミュージアム)
「すばやさトレーニング」は親子で一緒に楽しめそう
漢ジムトレーニング4(漢字ミュージアム)
記憶力と握力が一緒に鍛えられる「握力トレーニング」

基本情報

  • 施設名
    漢字ミュージアム(漢検 漢字博物館・図書館)
    住所
    京都市東山区祇園町南側551番地
    電話番号
    075-757-8686
    URL
    https://www.kanjimuseum.kyoto/

この記事を書いた人

risato
京都と猫が大好きなライターです。お寺巡りや美術館巡り、ハイキングやマウンテンバイクが趣味です。京都の新たな魅力と楽しみ方を求めて、市内のあちこちに出没しています。