和食文化の根付く京都は、意外にも全国有数のパンの消費地でもあります。いろいろなパン屋さんを巡って、個性豊かなパンに出会ってみませんか? 今回は、六角室町にある「HANAKAGO(ハナカゴ)」を紹介します。
食事やお酒と一緒に楽しめるパンを
“花かごパン”の愛称で親しまれている「HANAKAGO」は、オフィスや飲食店が並ぶ室町通沿いにあります。パンの絵が描かれた看板が目印。お店に入ると「いらっしゃいませ」と店主が元気よく迎えてくれました。
フランスでパティシエとして働いていたこともあるという店主。その経験を活かし、食事やお酒に合うパンを生み出しています。それぞれのパンに合わせて小麦粉を選び、発酵や焼き時間を調整。本格的な味わいが評判となり、レストラン御用達のパン屋さんとなっています。
クオリティーの高さが光る
パンは常時20種類ほど。人気のバゲットは、オーソドックスな「バゲットクラシック」や弾力のある「もっちりバタール」など好みに合わせて選べます。
水の代わりに赤ワインで練られた「赤ワインのパン」に、4種のチーズ、りんごジャムを合わせた「キャトルフロマージュ」などこだわりが伝わってくるものばかり。店主のフランスでの思い出の味というクロワッサンは、芳醇なバターの香りが食欲をそそります。
何度も訪れていろいろなパンを食べてみたくなる、そんなお店です。