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和醸良麺「すがり」のつけ麺

2018-10-01

和醸良麺「すがり」1

つけ麺が人気のお店「高倉二条」の支店である「和醸良麺すがり」。京町家をリノベーションしたオシャレな空間でいただけるのは、麺からスープまで医食同源というコンセプトで作られた、こだわりの一杯です。

京町家を活かしたお店づくり

四条から新町通を北に入り1分ほど歩くと、右手に狭い路地が見えてきます。この路地をさらに1分ほど歩くと、風情のある佇まいの町家と目立たない「和醸良麺」の看板があります。ここがラーメン屋だと言われたら、きっと誰もが意外に感じるはずです。

開店時間の11時半ちょうどにもかかわらず、すでに5、6人の列が。お昼時は行列必至です。

 

和醸良麺「すがり」2

 

和醸良麺「すがり」3

 

「すがり」は町家づくりを活かしたその空間も見もの。背の低い木の扉を入ると、まず、中庭まで続く薄暗い廊下の先に、券売機しか見あたりません。廊下の幅は狭く土壁。しかし天井は高くて、年代物の梁が見えます。ムーディーなBGMが響き、スープの香りが漂います。

 

和醸良麺「すがり」4

 

メニューは券売機にて選びます。ラーメン、つけ麺、丼ものもあり。麺は全粒粉とゆず麺から選べます。今回は全粒粉の麺で、人気のもつつけ麺と卵かけごはんを注文しました。

食券を手に一旦、明るい中庭へ。すぐ左にある母屋に入ると、厨房と対面する明るい木製のカウンター席があります。

陰影に富んだ町家の中をグルリと回って、カウンター席まで辿り着く演出も、「すがり」での一杯を特別な経験にしてくれます。

 

和醸良麺「すがり」5
カウンター席から見える中庭。

 

10席ほどのオシャレにデザインされたカウンター席は、割烹さながらの上質な雰囲気。お茶の入った金色のやかんとコップだけが置かれ、お箸やナフキン、調味料などはありません。実はカウンターの下には引き出しがついていて、その中に箸やナフキン、胡椒、一味、山椒と、なんとラーメン屋さんには珍しいガラムマサラが、小さなミルに入れられ整然と並んでいます。この引き出しだけでも「すがり」のデザインと味へのこだわりを感じることができます。

 

 

個性のある一杯「もつつけ麺」

まずは、卵かけごはん。新鮮な卵の黄身のコクを味わえる一品です。

そしてつけ麺。全粒粉の麺は蕎麦のような色で、茄子と水菜が添えられ、和風の器に盛られています。冷めにくい鉄鍋に入った、どろっとしたつけ汁には、炙ったばかりの牛モツ。魚介の旨味たっぷりの汁が、小麦の香り豊かな全粒粉の麺によくあいます。モツの香ばしさは絶妙なアクセントです。

胡椒や一味でスパイシーなアレンジにするもよし。山椒はしびれるような辛みというより、独特な香りが強調されて、味の印象を鮮やかに変えてくれます。数種類のスパイスを配合されているガラムマサラもパンチの効いたつけ汁に多彩な香りで奥行きを与えてくれます。

そして、濃厚なつけ汁を味わいつくすのに一役かってくれるのが、卵かけごはん。まろやかなコクの卵とエッジの効いた魚介系のだし汁の組み合わせもたまりません。

「すがり」の味と空間を、ぜひ体験してみてください。

 

和醸良麺「すがり」- 卵かけごはん
卵かけごはん 350円

 

和醸良麺「すがり」- もつつけ麺1

 

和醸良麺「すがり」- もつつけ麺2
もつつけ麺 900円
和醸良麺「すがり」
店名 和醸良麺「すがり」
住所 京都府京都市中京区観音堂町471−1
電話番号
URL http://www.takakura-nijo.jp/shop/

この記事を書いた人

元伊佐
東京生まれ。京都在住。あらゆるジャンルの音楽を聴きます。美味しいコーヒーを求めて喫茶店巡り。散歩しながら神社仏閣へ。