和食文化の根付く京都ですが、意外にも全国有数のパンの消費地でもあります。いろいろなパン屋さんを巡って、個性豊かなパンに出会ってみませんか? 今回は、世界遺産・下鴨神社の近くにある「ナカガワ小麦店」を紹介します。
小麦粉からパン作り
2011年にオープンしたナカガワ小麦店さんは、市バス「下鴨神社前」から北へ歩いてすぐのところに。木の扉を開けて入ると、店内は芳ばしいパンの香りに包まれていました。
こだわりは自家製粉の全粒粉。カナダ産の有機玄麦を丸ごと石臼で挽くことで、栄養価が高く香りと旨味がしっかりと感じられる粉になるのだとか。パンはどれも厳選された素材を使い、昔ながらの製法で作られています。



小麦本来の味わいを楽しむ
ガラスケースの中から、欲しいパンを注文するスタイル。調理パンはなく、シンプルな16種類のパンが販売されています。
人気パンの一つが「アン」。小麦が香るバケットの中に、丹波産大納言小豆がゴロゴロと入っています。ほかに有機小麦100%の山型食パン「トースト・モンターニュ」も人気で、棚には予約のものがずらりと並んでいました。ほのかな酸味が感じられる「パン・オ・ルヴァン」や全粒粉100%の「パン・コンプレ」もおすすめ。料理に合わせやすく、サンドイッチにもぴったりです。
お店の名前のとおり、小麦の奥深い味わいを楽しませてくれるパンが揃っています。

商品名:「アン」240円

商品名:「パン・オ・ルヴァン4/1」210円

商品名:「ベーグル・ノア」180円