明治30年創業の「とようけ屋山本」の姉妹店で、北野天満宮の向かいに店を構える「とようけ茶屋」。滑らかでやわらかい京豆腐や自家製生ゆばなど、老舗の味を気軽に楽しめる食事処として、地元の人や観光客を魅了し続けています。
行列必須!ランチのみの人気店
「出来立ての豆腐や生ゆばの味を楽しんで欲しい」という思いで、1992年にオープンした「とようけ茶屋」。予約は取っていないそうで、お昼のピーク時には1時間ほど並ぶ行列店です。
店内は1階から3階まであり、京の情緒あふれる雰囲気です。西陣という立地にちなみ、着物柄をモチーフとした絵硝子(カラーエッチング)を施すなど、様々な匠の技がそこかしこに。それらを眺めながら食事を待つ時間もいいものです。またスタッフの方の気配りや、温かいおもてなしもあり、ゆったりくつろいでお食事をいただけます。



通年注文する人が多い「生ゆば丼」の魅力
とようけ茶屋では、本店の「とようけ屋山本」より届く、作り立ての豆腐や生ゆばを使った膳や丼などの料理を提供されています。
中でもお目当てで来る人も多い「生ゆば丼」。専用の工場で製造する自家製生ゆばは、舌の上で滑るほどなめらかでふんわりしつつ、しっかりゆばの食感を楽しめる仕上がりに。生ゆばの旨煮にとろりと絡まるたっぷりのくず餡、三つ葉とおろし生姜がアクセントです。


商品:「生ゆば丼」960円(税別)

単品の追加やデザートも
もう少し何かを食べたい気分のときは、単品メニューを追加するのもおすすめです。同店オリジナルの「ふくだわら」はじめ、百合根・銀杏入りの「ひろうす」、お酒のアテにも合いそうな「ねぎ揚げ」。さらに「シナモン豆腐」や「豆乳ヨーグルト」などのデザートまであります。

創業120余年の京豆腐を手土産に
地元の常連らしき人と、食後に手土産を買い求める人でにぎわう販売コーナー。名水や大豆にこだわる絹ごしや木綿をベースに、胡麻や柚子などを使った豆腐、生あげやひろうす、豆乳などありとあらゆる大豆製品が並びます。またデザート豆腐などユニークな商品が目立つのも、老舗の味を守りつつ進化と挑戦を続ける「とようけ屋」ならでは。品揃えの豊富さに、迷うのも楽しい時間です。

